野菜不足が招く不足する4つの栄養素

野菜不足が招く不足する4つの栄養素

人間にとって食事は生命を維持するために必要な行為です。
だからこそ食は楽しいですし、美味しいものを食べると幸せな気持ちになるのです。
ところが、この食事が偏ってしまうと体に異変が起こってしまいます。
例えば、食事が外食やコンビニ弁当、出来合いのレトルトのものなどに偏ってしまうと、摂取できる栄養素も炭水化物や脂質過多になります。
これらが脂肪となって体に蓄積され、後々、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病などの成人病の原因になってしまいます。
成人病と言われるこれらの病気にかかってしまうとその治療のための食事制限が必要になり、治療のために必要になる医療費も馬鹿になりません。こうした事態を防ぐためには常日頃から食事の内容に注意し、体に不足している栄養素を補う必要があります。
特に食事が偏っている人に不足しがちな、ビタミン、ミネラル、酵素、食物繊維は生命活動を維持する上で非常に重要な栄養素たちです。今回はこの4つの栄養素について解説したいと思います。


ビタミン
ビタミンはエネルギーにはなりませんが、体の機能を正常に保つために必要な栄養素です。例えば、炭水化物をブドウ糖に変換しエネルギーとして代謝するためにはビタミンB6が必要となります。ビタミンには水に溶ける水溶性ビタミンと油に溶ける脂溶性ビタミンがあります。特に水溶性ビタミンは体の中で生成できず摂取しても体外に排出されてしまうため不足しがちな栄養素です。代表的な水溶性ビタミンにはビタミンB6、ビタミンC、葉酸などがあります。脂溶性ビタミンは体内から排出されにくいという特製を持っている栄養素です。細胞の老化を防ぐ働きがあり肌のツヤや乾燥を防いだり、血液の流れを良くしたりといった働きがあります。代表的なものはビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどがあります。


ミネラル
無機質とも言われる体内の骨や血を構成するために必要な栄養素です。こちらもビタミンと同じく体の中で生成することができないので食事から摂取する必要があります。ミネラルの代表的なものには鉄分、カルシウム、亜鉛などがあります。特に現代人に不足しがちな栄養素はカルシウムでと鉄分で、カルシウムが不足すると骨粗鬆症、鉄分が不足すると貧血だけではなくうつ病の原因になると言われています。反対にとり過ぎを注意したいのが塩分にも代表されるナトリウムです。ナトリウムの過剰摂取は脳卒中や高血圧症の原因になります。


酵素
近年になって第5の栄養素として脚光を浴びだしたのが酵素です。酵素はビタミン、ミネラルの働きを補助し、食べ物を消化しやすい形に変える働きを持っています。ビタミン、ミネラルを十分に摂取していても酵素が少ない場合は働き手がいないという状態なので栄養が使われないまま排出されてしまうことになります。酵素は生の新鮮な野菜や果物、発酵食品に多く含まれていますが、加熱に弱いのが難点です。


食物繊維
食物繊維はかつて体にとって栄養にならない不必要なものとされ、食品から除外されるようになりました。その働きが見直されたのは20世紀後半からです。食物繊維が不足すると大腸癌のリスクがあがるという報告からでした。今日においては食物繊維はビタミン、ミネラルにならぶ主要栄養素のひとつに数えられています。食物繊維は満腹感を出して、食べ過ぎを抑えるだけではなく、腸内で腸内細菌の餌となり腸内環境を整えてくれるという研究結果が報告されています。食物繊維はゆるやかに消化されるので、血糖値の上昇を抑えるので生活習慣病の予防にも効果的です。

まとめ

ビタミン、ミネラル、酵素、食物繊維について解説しましたがこの4つの要素はどれか一つが欠けてもうまく機能してくれません。こうした栄養素をうまく生活の中に取り入れるためにはサプリメントをうまく利用するのも有効な方法と言えるでしょう。ただし、サプリメントだけに偏ると食物繊維などが不足しがちになってしまいます。普段の食事で野菜などを取り入れながらその補助としてサプリメントを利用するようにしましょう。

野菜不足解消にサプリメントがオススメな理由